SDGs検定ってなに?
取得するメリットはあるの?
こんな疑問を解消します。
結論、SDGs検定には取得するメリットだらけです。
大学生の就職活動に有利に働きますし、既に働いている社会人にも役立つ資格といえます。
2015年9月に国連サミットで採択された
持続可能な開発目標( Sustainable Development Goalsの頭文字をとって通称SDGs。)
“誰一人取り残さない”世界の実現のため、国連に加盟する193の国と地域が2030年までに達成すべき17の目標を掲げました。
日本におけるSDGsは2016年5月に内閣総理大臣を本部長に据えるSDGs推進本部が設置されて以降、じわじわと広がりをみせ、
2017年11月に経団連が企業行動勲章に明確にSGDsを含めたあたりから、一気に加速度を増しています。
この記事では、
- SDGs検定とは
- SDGs検定を取得する5つメリット
を紹介し、
SDGs検定を取得する魅力を全力でお伝えします。
令和のビジネス社会を生き抜く方に必見な内容です。
そもそもSDGsって?という方はこちらの記事で1分で読める量にまとめていますのでぜひご覧ください。
▶SDGsとは?わかりやすく簡単にQ&A方式で説明【1分で読める】
筆者はSDGs関連のベンチャー企業にプロボノとして設立・会計・税務の支援を行っている公認会計士です。
2019年2月9日に実施された第2回SDGs検定に合格しています。
SDGs検定とは?
SDGs検定とは
弁護士や公認会計士などの有識者たちによって組織される一般社団法人SDGs推進士業協会が
SDGsの更なる普及推進のために実施している民間資格試験です(→公式HPへ)。
第1回SDGs検定が実施されたのは2019年10月20日。
まだ出来上がったばかりの新しい検定資格です。
SDGs検定の概要や難易度、参考書等の細かい情報はこちらで紹介しています。
▶SDGs検定とは?概要(問題数/配点等)/難易度/参考書(テキスト)
SDGs検定を取得する5つのメリット
SDGs検定を取得する5つのメリットは以下の通り。
- SDGs+SDGsを取り巻く現代社会に詳しくなる
- SDGsに詳しいと周りから認知され、SDGsプロジェクトの中心になれる可能性がある
- 社内での仕事の可能性が広がる
- 社外での活動の幅が広がる
- 就職活動(転職活動)で有利になる
一つずつ説明してきます。
SDGs+SDGsを取り巻く現代社会に詳しくなる
SDGs検定の出題範囲は、
- SDGsとは
- SDGs採択までの歴史や現在の動向
- SDGsの内容
- SDGsにまつわる世界の課題 etc…
などなど、多岐にわたります。
SDGsそのものの理解が深まることはもちろんのこと、
SDGsを語る上では現在の世界情勢の理解は必須ですので、
アメリカのGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Amazon、Microsoft)、
中国のBATH(Baidu、Alibaba、Tencent、Huawei)等の大手IT企業の動向や
ESG投資、パリ協定などを背景とした企業の環境や社会への責任など横断的な知識が身に付きます。
SDGsを学ぶと未来が見えてくる
SDGsは2030年までに達成すべき目標から逆算された下位の目標が設定されているので、
これからの未来がどうなっていくのか
という視点で世界を見つめ直すことになります。
2030年に日本のGDPを追い抜き世界3位になると目されている国はどこでしょう?
2030年にはインドの人口が中国を超すって知ってましたか?
SDGsを学ぶことは未来を学ぶことにほかならないのです。
SDGsに詳しいと周りから認知され、SDGsプロジェクトの中心になれる可能性がある
SDGs検定をもっていると、周りから
あの人はSDGsについて詳しいのか
と認知されることになります。
経済産業省が旗振り役としてSDGs経営を促進している昨今、SDGsは世界のルールとして機能し、SDGsを無視した経営は成り立たなくなるといわれています。
「ウチの会社は社会貢献とか知りません。金を好きに稼ぐだけです」ではダメということ。
SDGsに関連する案件が増えてくる
SDGsを無視できなくなると、SDGsに関連する案件は増えていきます。
サスティナブル部署といったSDGsに特化した部署を作る上場企業は珍しくありません。
あなたがSDGs検定をもっていれば、今後の会社の命運を握る新しいSDGsプロジェクトの中心になれる可能性があるというわけです。
社内での仕事の可能性が広がる
上述の通り、SDGs検定をもっていることで新しいプロジェクトの中心になれる可能性があるのはもちろんのこと、
サスティナブル部署のような部署に異動できる可能性もでてきます。
ある上場企業ではできたばかりのサスティナブル部署に数億円の予算を投入しているという話も耳にします。
まだ実務家の有識者が少ない分野ですので、先行者優位を掴める可能性は大いにあります。
社外での活動の幅が広がる
SDGs経営の浸透率は高くないため、企業の枠を超えたセミナーやワークショップなどでの交流が広く行われています。
私もそういったセミナーに行ったりしますが、
SDGs部署に配属されたけど
なにすれば良いか良く分からない…
と困っている企業の方は結構多いです。
SDGsという共通言語をもつことで、普段なら関わることない社外の方々との交流のチャンスをもてます。
異業種の方と関わるのは本当に楽しいです!!
就職活動(転職活動)で有利になる
特に就職活動の段階でSDGsに興味があるというのはかなりの加点ポイントです。
上の世代の人たちの中には、
SDGsが何かよく分かってないけど
経済産業省がゴリゴリすすめてくる…
と困っている人も少なくありません。
SDGsに関する基礎知識があったり、セミナーやワークショップに自主参加したりしていれば、間違いなく加点評価となります。
もちろんこれは転職市場においても同じです。
SDGsにはボランティアの側面も
就活のためにボランティア活動をしている大学生の方は多いですが、どうせならSDGsに絡めた方が良いです。
SDGsの中は貧困や飢餓の撲滅など、社会貢献的な側面が強いです。
ボランティアは単なる社会貢献ですが、SDGsは社会貢献+経営ですので、
就職活動においてはSDGs>ボランティアの式が成り立ちます。
最後に、SDGs検定を受験しよう!
いかがだったでしょうか。
まだまだ認知度が低い検定試験ですが、SDGs検定にはたくさんのメリットがあります。
興味がある方はぜひチャンレンジしてみてください。
SDGs検定合格までのロードマップはこちらの記事でまとめていますので、受験する際にはこちらを参照ください。
▶【SDGs検定】過去問題から見る出題傾向と対策【合格までの完全ロードマップ】
それでは!