
日商簿記3級の勉強方法が知りたい!
独学&短期間の勉強でも合格できる?
こんな疑問を解消します。
結論、日商簿記3級は正しい勉強法とコツを掴めば独学かつ短期間でも合格できる試験です。
本記事では、
- 独学&短期間で合格するための3つのコツ
- 独学&短期間で合格するための勉強方法
を紹介します。
本記事を参考にすると簿記3級に独学&短期間で合格するためのコツをつかめます。
専門学校に通っていたり通信教育を受講している人にも応用可能ですので、
日商簿記3級を受験予定の方や、簿記などの資格試験に興味のある方は必見の内容です。
大学生の方はこちらの記事もどうぞ。
▶大学生は簿記3級をとれ!おすすめする5つの理由
筆者は簿記の最上位資格である公認会計士資格保持者で簿記に精通するプロフェッショナルです。
大学生のころに日商簿記1,2,3級を取得しています。
簿記3級に独学&短期間で受かる3つのコツ

日商簿記3級のに独学&短期間で受かるコツは以下のとおり。
- 自分に合った参考書(テキスト)を選ぶ
- アウトプットベースでの勉強を心がける
- 仕訳をひたすら極める
一つずつ説明してきます。
簿記3級に独学&短期間で受かるコツ①:自分に合った参考書(テキスト)を選ぶ

独学をする上で参考書(テキスト)選びは非常に重要。
独学の参考書はいうなれば学校の先生のようなものです。
中学生の時の科目の好き嫌いや得意不得意って、
教えてくれる先生で決まったりしませんでしたか?(ちなみに私は社会の先生が好きで社会が大好き&超得意になりました)
参考書も同じです。自分の独学を手助けしてくれる参考書が嫌いだと勉強する気がなくなってしまいますし、
相性の悪い参考書で勉強するといくら時間をかけて勉強しても結果が出ません。
独学における参考書(テキスト)はパートナーであり、運命共同体です。
参考書のそれぞれの特徴を掴んだうえで慎重に選びましょう。
簿記3級の参考書はTACという資格の学校が出している3冊のどれかを選べばOKです。
TACは公認会計士・税理士・簿記といった会計系の資格に強く、
TACが出している簿記3級の参考書はどれも非常に人気があります。
おすすめの参考書は以下の3冊。
簡単に紹介していきます。
簿記3級参考書で売上1位!スッキリわかるシリーズ
スッキリわかるシリーズは簿記3級の参考書の中で売上1位と、抜群の人気を誇っています。
オールカラーでわかりやすい!みんなが欲しかったシリーズ
スッキリわかるシリーズに比べるとポップさが軽くなっているみんなが欲しかったシリーズ。
オールカラーというのも魅力です。
TACの簿記講座でも使っている!よくわかる簿記シリーズ
専門学校TACの簿記講座でも実際に使っているのはよくわかる簿記シリーズ。
網羅性重視の内容で「参考書感」が強く、カッチリしています。筆者はよくわかる簿記を使っていました。
おすすめの参考書についてレビューや評判等もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
▶簿記3級の参考書はどれがおすすめ?人気の3冊を比較
簿記3級に独学&短期間で受かるコツ②:アウトプットベースの勉強にする

アウトプットベースの勉強とは、問題集や過去問を解くことを中心とした勉強法。
文系の学生や資格試験慣れしてしていない方は、
参考書の読み込みを中心としたインプットベースの勉強をやりがちですが、非効率です。

参考書の全範囲を何回か読み込んだら問題集や過去問解こう
といった人が多いですが、とにかく遅い。
結局試験まで時間がなくて問題集にたどりつけないなんて人もいますが、勉強していないのと同じです。
参考書なんてばばっと一読したらまずは問題を解く!ひたすら解く!
最初は仕訳も暗記でOK
簿記3級の量であれば問題集の答えを暗記するくらいでも大丈夫です。
売上は右にいるとか、前払費用は左にいるとか、意味を理解していなくてもとりあえず覚える!
覚えたあとに理解でOK。
簿記3級に独学&短期間で受かるコツ③:仕訳をひたすら極める

簿記の勉強は仕訳に始まり仕訳に終わります。
すべての道は仕訳に通じますし、
仕訳を制する者は簿記を制します。
日商簿記3級試験問題のうち、およそ80点分は仕訳がしっかりできていれば解くことができるので、
それだけで合格点の70点に届きます。
とにかく仕訳を極めましょう。
最初は仕訳の形を暗記するでもOKです。
簿記3級に独学&短期間で受かる勉強法

簿記3級に独学&短期間で合格するには、以下の方法で勉強しましょう。
- テキストをざっと1周
- 過去問(or問題集)を解きまくる
- テキストに戻って理解を深める
1は本当にざっとで良いです。
色々な話がどんどん展開していくんで頭が追い付かないと思いますが、全然OKです。
ただこのとき、例題の仕訳はちゃんと書きましょう。
意味が分からなくてもいいです。とにかく仕訳をガンガン書いてください。
テキストをざっと読んで中途半端ながら簿記を理解できたら、
2に移り過去問(or問題集)を解きまくってアウトプットを繰り返してください。
過去問(or問題集)を解き、解答を読んでやっている意味が分からなかったら3で参考書に戻りましょう。
文系の方や資格試験の受験経験がない方には苦痛なやり方ですが、
短期間の勉強で合格するにはこのアウトプットの勉強法がベストです。
テキストをしっかり理解してから問題を解くインプットの勉強法だと、
理解は深くなるんですが時間がかかってしまうという欠点があります。
効率的にいきましょう。
勉強時間は1ヶ月あれば余裕

簿記3級の平均学習時間は60~100時間といわれています。
紹介したアウトプットの勉強法を実践していただければ、
1ヶ月の勉強で確実に合格レベルまでは到達できます。
簿記3級はネット試験でも受験できるのですぐに資格が欲しい人は準備ができ次第受験するのもアリ。
ネット試験についてはこちらの記事を見てみてください。
>>簿記2級/3級がネット試験可能に!従来との違いや注意点をまとめます【プロが解説】
短期間&独学の勉強法で簿記3級に合格しよう!

いかがだったでしょうか。
簿記3級は初めて勉強する方には少しとっつきづらいですが、
正しい方法で勉強すれば独学かつ短期間での合格が十分可能な試験です。
ぜひチャレンジしてみてください!