公認会計士試験用のおすすめ電卓はある?
こんな疑問を解消します。
結論、筆者のおすすめNo.1電卓は
シャープ(EL-N942X)です。
公認会計士の勉強をする上で必須になる電卓。
世の中にはたくさんの電卓があるので、
どの電卓にするか迷っている受験生の方は多いです。
そこで本記事では、
- 公認会計士試験用の電卓の選び方
- 公認会計士試験用におすすめNo.1の電卓
- カシオをおすすめしない理由
を紹介します。
本記事を読めばなぜシャープ(EL-N942X)が
公認会計士試験用の電卓として最適か分かります。
公認会計士試験用の電卓を迷っている方は必見の内容です。
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公認会計士試験用電卓の選び方と注意点
公認会計士協会によると、
公認会計士試験用の電卓は以下のように決められています。
電卓は、以下の①~⑥の基準の全てを満たすものに限ります。
公認会計士協会から出ている受験案内
下記基準に適合するかどうかは、試験官が試験場において判定し、適合しないと判定したものについては、使用を禁止します。なお、いかなる場合でも、電卓は貸与しません。
①電源内蔵式で、音(音階、音声等)を発しないもの
②数値を表示する部分がおおむね水平であるもの
③外形寸法がおおむね縦20cm×横20cm×高さ 5 cmを超えないもの
④ケースやカバーが付いていないもの(付いている電卓は取り外すこと)
⑤計算機能以外の機能を有しないもの
⑥以下に掲げる機能を有しないもの
イ プログラム入力・記憶機能
ロ 関数電卓機能
ハ 紙に記録する機能
ニ 漢字・カナ・英字入力機能
長いので要約すると、
普通の計算だけできる電卓にしてね
という感じ。
その上で公認会計士試験用の電卓を選ぶ際のポイントや注意点は以下の2つ。
もう少し詳しく説明します!
公認会計士試験用電卓を選ぶポイント①:機能
公認会計士試験用の電卓を選ぶ際には
特に機能面を重視しましょう。
機能って具体的にはどんなもの?
最低限必要な機能は以下のとおり。
- 12桁
- 早押し対応
- メモリー(M+,M-,MR)
- ルート(√)
- 日数計算
- 税率計算
今まで使ったことない機能ばかりだけど、本当にこんなに必要なの?
絶対に必要です!
私自身、公認会計士試験の勉強を始める前にはメモリー機能やルート機能なんて
全く使ったことなかったですが、これらの機能ナシでは公認会計士試験は乗り切れません。
電卓を上手く使いこなすことは
試験合格の上で必須です
専門学校の最初の方の授業で使い方は教えてくれるので、とりあえず上で紹介した機能が搭載されている電卓を選びましょう。
公認会計士試験用電卓を選ぶポイント②:値段
電卓を選ぶ際にもちろん値段もポイントにはなりますが、「とにかく安いやつを買う!」
という考え方は止めましょう。
なんで??
値段が安すぎるものだと機能面が充実していないからです。
- 12桁
- メモリー(M+,M-,MR)
くらいの機能であれば1,000円程度の電卓にも付いてますが、これでは全然足りないです。
公認会計士は合格すれば人生が変わるレベルの超難関資格なので、ある程度の値段の電卓を買うくらいの投資はしましょう。
ある程度ってどれくらい?
人によっては1万円くらいの電卓を使っていたりしますが、安いところだと4,000円くらいからありますね。
私も使っているイチオシ電卓も4,000円くらいです!
公認会計士試験用に1番おすすめの電卓
結論からいうと公認会計士試験用の電卓で
1番おすすめなのはシャープのEL-N942Xです。
メーカー/型番 | シャープ EL-N942X |
値段 | 約4,000円 |
良い点 | ・機能が充実している ・値段が安い |
悪い点 | ・左手だと打ちにくい |
上で紹介した公認会計士試験に必要な機能が全て揃っているのはもちろんですし、
高機能電卓の中では値段がかなり安い。
コスパ最強の電卓です
私自身ももちろん愛用していますし、
使っている公認会計士もかなり多いです。
悪い点はないの?
正直ないです。が、強いて挙げるなら数字のボタンが中央にないので、左手だと少し打ちにくいですね。
ただ私自身が左手で普通に打ててますし、
周りの会計士も左手で打っているので
気にするレベルじゃないです。
慣れればどっちの手でも打てます
公認会計士が使う電卓として完璧に近いので、
迷っている人はシャープ(EL-N942X)にしておけば間違いないです。
カシオの電卓をおすすめしない理由
公認会計士が使う電卓のメーカーは
- シャープ
- カシオ
の2強なので、
公認会計士試験におすすめの電卓を調べると
カシオ(AZ-26S)も出てくるんですが、
私は絶対にシャープ(EL-N942X)をおすすめします。
なんで?
公認会計士試験の管理会計と経営学では「割引現在価値」の計算問題が頻出なんですが、
カシオの電卓だとこれがめちゃくちゃ解きにくいんです。
詳しく説明しますね
カシオの電卓は時間価値が計算しにくい
例えば、
来年から3年間、
毎年1,000ずつ収入があるとして、
割現在価値を求めなさい。
割引率は10%とする
という問題があったとします。
これの正解は
1,000÷(1+10%)+1,000÷(1+10%)²+1,000÷(1+10%)³=2,486.85…
で求めることができ、乗数の部分を直すと
(1,000÷1.1)+(1,000÷1.21)+(1,000÷1.331)
になります。
これをシャープの電卓で計算する時に必要な操作は、
- 「1,000」、「÷」、「1.1」、「=」を押す
- 「909.09090909」と算出されるので「M+」を押す
- もう一度「=」を押す
- 「826.44628099」と算出されるので「M+」を押す
- もう一度「=」を押す
- 「751.3148009」と算出されるので「M+」を押す
- 最後に「MR」と押すと答えである「2,486.85…」が算出される
という流れになります。
この中で特に大事なのが、3と5の「もう一度=を押す」という動作で、
シャープの電卓だと二乗・三乗等の乗数を割る時に「=」ボタンを押すだけで繰り返し計算することができるんです。
カシオだとできないの?
できません!!
カシオの場合は「=」ボタンを使った繰り返し計算ができないので、
上の例題を解く際には(1+10%)²や(1+10%)³を予め計算しないといけなくなります。
それが大変なの?
めっちゃくちゃ大変です。
上の例題は3年間なのでまだマシですが、
これが5年や7年になったらカシオの電卓とシャープの電卓で数分の差が出ます。
公認会計士試験は分量が多いので
時間内に全て解き切れる人はあまり多くなく、時間との勝負です。
そんな中で電卓の差で数分無駄に使ってしまうなんて…
ありえないです!!
確かにカシオ(AZ-26S)も値段が高いだけあって
- 機能は充実
- 打感が最高に滑らか
- 静音設計はシャープより上
とかなり良い電卓です。
ボタンも真ん中にあるので、
シャープ(EL-N942X)の唯一の欠点である
左手の打ちにくさもないです。
私はカシオ(AZ-26S)も
持っていますので
良い電卓なのはよく知ってます
しかし、割引現在価値の計算が頻出論点である公認会計士試験においては、
絶対にシャープの電卓の方が向いています。
公認会計士試験用の電卓はシャープ(EL-N942X)がダントツでおすすめ
簿記や税理士などの資格試験ならカシオを選ぶ余地はありますが、
公認会計士試験用の電卓はシャープ(EL-N942X)一択です。
決して私はシャープの回し者ではないですがダントツです
私もこれまで4台電卓を使ってきたので分かりますが、ダメな電卓を買ってしまうと本当に後悔します。
ぜひこの記事を読んでいるあなたには、
シャープ(EL-N942X)を用意していただければと思います!
それでは!