簿記を取得すると
どんなメリットがあるんだろう?
こんな疑問を解消します。
結論、簿記資格の取得はメリットだらけで、
人生が変わる可能性もあります。
就活を控えた大学生や転職したい社会人に人気の日商簿記。
誰でも聞いたことのある有名な資格ですが、
実際に取得するとどんなメリットがあるのかピンとこない人も多いです。
そこで本記事では、簿記1〜3級と公認会計士を取得している筆者が
- 簿記取得のメリット
- 簿記取得のデメリット
- 簿記は必要なくなる?
- 簿記は何級から目指すべき?
を紹介します。
本記事を読めば簿記を取得することであなたの人生にどんな良いことがあるのか分かります。
簿記などの資格取得に興味のある方は必見の内容ですよ。
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簿記資格取得のメリット5つ
簿記資格取得の主なメリットは以下の5つ。
メリット①:就職活動で有利になる
就職活動のために簿記を取得する大学生は多いですが、実際2級以上であれば就職に有利になります。
2級以上は簡単に取れる資格ではないので、
どんな職種であっても努力したこと自体が評価されますし、
- 経理
- 財務
といった簿記が活きる職種ではもちろん重宝されます。
簿記は就職活動で役に立たない?
ネットで調べると「簿記は就活で役に立たない」という情報も出てきますが、
確かに簿記3級程度だとそこまで役に立ちません。
役に立たないんだ!
3級はそこまで難しくないですし、
内容的にも会社で役に立ちにくいんですよね。
ただ2級以上、特に1級をもっていればそれだけで就職できると思っても良いレベルです。
簿記1級あれば就活は無双できますよ
なので「簿記は就職活動に役に立たない」というのは半分正解で半分間違いですね。
合わせて読みたい
>>簿記は就職の役に立たないといわれる5つの理由
メリット②:転職活動で有利になる
大学生の就職活動で有利になりますが、
もちろん社会人の転職活動でも有利になります。
実際にハローワークなどの求人情報を見ると
簿記2級以上を資格要件にしている案件はとても多いですし、
資格の勉強内容的にも
会社の経理の仕事ですぐに役に立つようになっています。
合わせて読みたい
>>簿記を活かせる仕事4選
メリット③:会社内の昇級で有利になる
会社内の昇級制度で資格取得を掲げている会社は多いですが、その中でも簿記は昇級条件になっていることが多いです。
簿記の知識は仕事に活きますからね
また資格手当がもらえる会社もあり、
3,000〜20,000円くらい月給が増えることもあります。
メリット④:他の資格に活かせる
簿記は会計系資格の入口なので、
- 公認会計士
- 税理士
- USCPA
といった上位資格の取得に活かせます。
またファイナンシャルプランナー(FP)の一部にも簿記の知識が活きるため、
まず簿記を取得して、もっとチャレンジしたくなったら別の資格に挑戦するという流れもアリです。
私自身、簿記を取得した流れで
公認会計士を取得しました!
簿記取得から人生が変わることも
簿記だけで人生が変わるとは言い難いですが、
- 公認会計士
- 税理士
- USCPA
といった「持っているだけで食える資格」を取ることができれば人生は激変します。
高年収を安定させ、
会社に縛られない生き方をすることができるので、
普通の社会人になることに抵抗があるな
といった人はまず簿記に挑戦するのはおすすめですよ。
合わせて読みたい
>>公認会計士とったら自由な人生を手にできた話【体験談】
メリット⑤:お金の知識がつく
私が考える簿記取得最大のメリットは
お金の知識(マネーリテラシー)がつくこと。
なんで?
生きていく上でお金が必要なのは当然ですが、
お金に関する知識って義務教育で勉強しないですよね。
正しくお金を稼いだり貯めたりしたいのであれば、正しいお金の知識は必須です。
私も簿記を勉強し始めて
お金に対する概念が変わりました
将来的にお金のことで悩みたくなかったり、
お金の正しい知識をつけたいと思う人は簿記を勉強するのがおすすめです。
簿記資格取得のデメリット
簿記取得のメリットは分かったけど、
デメリットは何かある?
結論からいうと、特にありません。
ネットを調べると、
- 取得に時間やお金がかかる
- 内容が難しい
といったデメリットが挙げられていることがありますが、
別にこれらは簿記を取得することで被る損失ではないですよね?
これらは簿記を目指す際のリスクですよね
なので簿記取得のデメリットは特になく、
基本的に取ることができればメリットだけです。
しかし、お金や時間がかかることや、
いざ目指したら難しくて苦戦した…
なんてことになる可能性があることは考えておきましょう。
リスクは事前にしっかり認識しておきましょう!
簿記は必要なくなる?
ネット上ではしばしば、
近い将来に簿記は必要なくなる
といわれることがあります。
え、そんなんだ!
これは主にIA時代の到来を前提に、
簿記をもっている人の仕事がロボットに奪われてしまうのでは?という考え方に基づいています。
実際にロボットに奪われる仕事として
経理職が挙がることもありますし、
私個人としてもこれは半分は正解だと考えています。
え!ロボットに奪われちゃうなら、
簿記を勉強する意味ないじゃん!
いえ、決してそうではないんです。
確かに、ロボットIAが発達すれば、
経理職の人が行っている「機械的な」仕事はロボットに任せられることになるでしょう。
しかし、簿記の世界の仕事は全てが機械的に考えることはできません。
そんな単純じゃないんです!
簿記を勉強していけば分かりますが、
簿記の世界には「専門家としての判断」が求められる局面がたくさんあります。
そしてこの「専門家としての判断」は
最もIAが苦手とする領域であるとされているので、経理職の全てがIAに奪われるということは考えにくいんです。
高度な判断が求められる職業によく裁判官が挙げられますが、裁判官は最後までロボットに代替しないといわれています。
判決を機械的に言い渡すことは
しちゃいけないですからね
同じ理由で、経理職の判断もロボットには代替しないだろうとされているので、
ロボットに仕事を奪われるから
近い将来に簿記は必要なくなる
というのは間違いというわけです。
勉強が無駄になることはないので
安心してください
簿記を取得したいなら何級から目指すべき?
簿記のメリットはたくさんあるし、
目指してみたいけど、何級から目指すべき?
1級は難しすぎるので
2級か3級から目指すことをおすすめしますが、
- 着実に3級から受験
- 3級を飛ばして2級から受験
- 3級と2級のダブル受験
のどのパターンで受験すべきかは人に寄ります。
こちらの記事で3級と2級の違いも含めて
細かく説明しているので参考にしてみてください。
合わせて読みたい
>>簿記3級と2級の違いは?両資格を徹底比較
結論:簿記資格取得はメリットだらけ!人生変わることもある資格
簿記を取得することに関して
- 就職活動で役に立たない
- 簿記は必要なくなる
なんていうネガティブな意見も目にしますが、
簿記はまだまだメリットの多い魅力的な資格です。
就活や転職に役立つのはもちろん、
その後に目指す資格によっては人生が変わる可能性すら秘めています。
私は簿記のおかげで人生が激変しました
試験回数は多く、
費用も他の資格に比べて安価なので、
何か資格に興味のある方はぜひ目指してみてください!
簿記3級や2級を独学で目指す前に
しておくべき準備はこちらの記事で
紹介しているのでぜひ見てみてください!
合わせて読みたい
>>簿記3級の独学を始める前にすべき3つの準備
合わせて読みたい
>>簿記2級の独学を始める前にすべき3つの準備+1
それでは!