簿記2級と宅建士はどちらが難しいの?
どっちが役に立つ?
両方取る意味ってある?
こんな疑問を解消します。
結論、暗記が得意なら宅建の方が簡単。
役に立つのは簿記2級。
両方取る意味はなし。
文系の大学生や転職をしたい社会人に人気の簿記2級と宅建士。
資格に興味があるけど、どちらを目指すか迷っている方も多いんじゃないでしょうか。
本記事では、
- 簿記2級と宅建士の比較まとめ
- 簿記2級と宅建士の難易度比較
- 簿記2級と宅建士はどっちが簡単?
- 簿記2級と宅建士はどっちが役に立つ?(就活に有利?)
- 簿記2級と宅建士を両方取る意味
- まずは資料請求してみよう
を紹介します。
本記事を読むと、簿記2級と宅建士のどちらがあなたに合っているか分かります。
資格に興味のある大学生や社会人には必見の内容です。
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簿記2級と宅建士の比較まとめ
簿記2級と宅建士の難易度を概要別に簡単にまとめたのが以下の表。
簿記2級 | 宅建士 | |
---|---|---|
実施回数 | ペーパー:1年に3回 ネット:いつでも | 1年に1回 |
出題形式 | 一部選択問題 | 全問選択問題 |
直近合格率 | 24% | 17.9% |
試験内容 | 商業簿記、工業簿記 | 民法、宅建業法 法令上の制限、その他 |
平均学習時間 | 約300時間 | 約250時間 |
これだとどちらが難しいかはっきりしないので、一つずつ説明していきます。
簿記2級と宅建士の難易度比較(どっちが難しい?)
簿記2級と宅建士の試験概要から見る難易度を説明します。
簿記2級と宅建士の難易度比較①:実施回数でみると簿記2級の方が簡単
簿記2級はペーパー試験が1年に3回(2月、6月、11月)実施されます。
それに加えいつでも何度でも受験可能なネット試験も用意されているので、チャンスは無限。
2020年12月からの新制度です
簿記2級のネット試験について知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
>>簿記2級がネット試験可能に!従来との違いや注意点をまとめます【プロが解説】
対して宅建士は1年に1回(10月)のみ。
実施回数で比較すると簿記2級の方がチャンスが無数倍ありますので、その分簡単ですね。
簿記2級と宅建士の難易度比較②:出題形式でみると宅建士の方が若干簡単
簿記2級は選択問題も含まれていますが、全問ではないです。
一方で宅建士は全問がマークシートの選択問題。つまり適当に回答して合格する可能性もなくはない。
じゃあ圧倒的に宅建士の方が簡単だね!
と思われるかもしれないですが、そんなことはありません。
なぜなら簿記2級は、問題文に載っている情報を使って問題を解くから。
選択式ではないですが、解き方さえ覚えていれば回答することはそこまで難しくはないです。
ということで、出題形式からみると全問選択式の宅建士の方が若干簡単かなという感じです。
簿記2級と宅建士の難易度比較③:試験内容でみると宅建士の方が絶対簡単
簿記2級の試験科目は以下の2つ。
- 商業簿記
- 工業簿記
一方で宅建士の試験科目は以下の4つ。
- 民法
- 宅建業法
- 法令上の制限
- その他
だったら科目数の少ない簿記2級が簡単だね
と思ったら大間違い。
試験内容に関しては絶対に宅建士の方が簡単です。
宅建士の科目は結局どれも法律。
色々な範囲の法律が出てくるというだけで、勉強の仕方や覚え方に大した違いはありません。
しかし簿記2級の2科目は全く違うものだと考えて下さい。
コンビニを運営している会社でいうと、
- おにぎりを販売するコンビニの店舗…商業簿記
- おにぎりを製造するコンビニの工場…工業簿記
というように、簿記の2科目は使う場面が全く違うんです。
これを理解するのは結構大変。
よって、全てただの法律という点で、試験内容でみると宅建士の方が絶対に簡単です。
簿記2級と宅建士の難易度比較④:平均学習時間と合格率でみるとどっちも同じ
平均学習時間と合格率は気にしなくて良いです。
なぜなら、
- 勉強慣れ
- 試験慣れ
- 本気度
- 基礎知識(法学部の学生や会計系の学生など)
などの条件が一定ではないから。
人によっては平均学習時間の倍以上かかるかもしれないし、半分かもしれない。
1つ言えることは、本気で勉強すれば絶対に受かります。
いくつもの難関資格試験を合格した私が言うんだから間違いないです。
合格率や学習時間の情報は気にする必要なしです!
簿記2級と宅建士は結局どっちが簡単?あなたのタイプは?
あくまで傾向ですが、
- 数学得意、お金好き→簿記2級の方が簡単
- 暗記得意、法律好き→宅建士の方が簡単
といえます。
簿記2級は解き方や考え方を覚えるので、数学の数式を覚えるのと似ています。
一方で宅建士は法律を理解しながらひたすら覚えるので、公民などの暗記科目に似ています。
文系なんだけど、数学できないから簿記はダメ?
と思ったあなた、全然そんなことないので安心してください。
あくまで傾向というだけで、私自身、簿記1級や公認会計士資格を持っていますが、
数学は大の苦手です。
電卓を使っていいので暗算も必要ないですし、そもそも文系資格なので数学ができる必要はなし。
私の周りの公認会計士や税理士も9割以上の人間が文系出身です。
宅建士と簿記2級はどっちが役に立つ?就職活動に有利なのはどっち?
役に立つのは間違いなく簿記2級。
- 宅建士…不動産系の会社でしか使わない
- 簿記…不動産系の会社を含む世の中のすべての会社で使う
経理がない会社はありません。
どんなに小さくても、会社である限り経理業務は必要になります。
簿記はいうなれば経理業務の勉強なので、簿記の勉強をすればすべての会社で活躍する機会があります。
もちろん不動産系の会社に行きたい場合は不動産系の法律資格である宅建は役に立ちますが、
幅広く役に立つのは圧倒的に簿記2級です。
簿記2級と宅建士を両方取る意味
両方取る意味はありません。
あるとすれば不動産会社で経理するという稀なパターンのみ。
私自身、ダブルライセンスで何か役に立ったということはありません。
とりあえず内容を知るために資料請求してみよう!
難易度や汎用性について色々語ってきましたが、
なによりも相性が大事です(私は公認会計士のくせに法律が大好きなので宅建士の勉強の方が楽しかったです笑)。
- どんな勉強をするのか
- どう役に立つのか
など、一度専門学校の資料をもらって確認してみましょう。
モチベーションが上がります。
下のボタンからそれぞれクレアールという資格のWeb専門学校の資料請求ができます(自宅に郵送されます)。
ぜひ気になる資格の方を資料請求してみましょう(もちろん両方でもOK)。
簿記2級か宅建士を目指そう!
簿記2級や宅建士などを最初にとってから、
難易度の高いつぶしのきく資格(食える資格)にステップアップしていく人は多いです(食える資格はこちらを参考にしてください▶食える文系資格10選)。
ぜひあなたも資格をとってスキルアップしましょう!それでは。
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