簿記3級って取っても意味ないの?
こんな疑問を解消します。
結論、簿記3級を取得する意味は確実にあります。
就活を控えた大学生や転職したい社会人に人気の日商簿記3級。
知名度も高い人気資格ですか、
実際取っても意味ないんじゃないの?
と心配する声が多いのも事実です。
そこで本記事では簿記3級も取得している会計のプロの筆者が、
- 簿記3級が意味ないといわれる理由
- 簿記3級を取得する意味がある5つの理由
を紹介します。
本記事を読めばなぜ簿記3級を取るべきか分かります。
簿記3級を取ろうか迷っている方は必見の内容です。
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簿記3級は意味ないといわれる理由
ネットで調べると
簿記3級は取っても意味ないよ
という声がチラホラ出てくるのですが、
これは基本的に以下の理由から「就職活動に役立たない」と思われていることが原因です。
- 簿記が役に立つ職種は限定的
- 会社に簿記人材を雇う枠が少ない
- 持っている人がたくさんいる
- 資格がない人が優遇されることがある
- 将来的に仕事がAIに奪われる
実際、簿記は就職活動に役に立たないの?
確かに簿記3級の場合、
1級や2級と比べて就職活動に思ったほど役に立たないこともあるのは事実ですが、
それだけで「簿記3級は意味ない」となるのはさすがに乱暴すぎますね。
「意味ない」は極論です
結局「意味ない」と言っているのは
実際に簿記3級を取得したものの、何にも活かせていない人が言っているに過ぎず、
それが取得者全員に当てはまるわけではないんです。
ではなぜ簿記3級の取得に意味があるのか、次章から紹介していきます。
合わせて読みたい
>>簿記は就職の役に立たないといわれる5つの理由
簿記3級の取得が意味ある5つの理由
簿記3級の取得には大きな意味があります!
と私が主張する理由は以下の5つ。
理由①:簿記は「お金」を勉強できる学問
最大の理由は簿記を勉強することで
「お金」に関する知識が身につくこと。
いうまでもなく、お金は大切です。
「仕事=お金を稼ぐ手段」という考え方をするのであれば、大人はほとんどの時間をお金を稼いで過ごしていることになります。
人生の大半を
お金を稼いでいることになりますね
そんな大事なお金ですが、
小中高でお金に関して学ぶタイミングはほとんどなく、
- そもそもお金とは何か?
という問いに答えられる人は少ないのが現実。
お金に関する
- お金を稼ぐ力
- お金を貯める力
- お金を増やす力
といった力は基礎的なお金の知識なしでは身につきません。
逆にいえば、簿記を通じてお金の知識を身につければ効率的にお金を稼ぐ方法を理解することができるんです。
要はお金持ちになりたいなら
お金の知識をつけろってことです
お金持ちになる第一歩として簿記3級は役に立つので、取得には大きな意味があるんです。
理由②:会計への適性を確認できる
「会計」という学問は小中高ではやらないので、
- 公認会計士
- 税理士
- 財務
- 経理
といった会計人材への適性がもしかしたらあなたにもあるかもしれません。
勉強してみたらめちゃくちゃ楽しい!
みたいなことがあるかもしれません
なので簿記3級を勉強することで
会計への適性を知ることができるという点でも、簿記3級には意味があります。
理由③:他の資格へ活かせる
簿記3級は
- 公認会計士
- 税理士
- 簿記1級
- 簿記2級
といった会計の上位資格へ繋がっているのはもちろん、
- FP(ファイナンシャルプランナー)
の勉強にも役に立ちます。
簿記3級を取得は他の資格への第一歩としても意味があるんです。
理由④:就職に役に立たないわけではない
就職活動に活きるは2級から、
といわれてはいますが、3級は完全に無意味というわけではありません。
3級の知識があるだけでも基礎的な会計知識はあるわけですし、
持っていない人と比べれば持っている人の方が評価されるでしょう。
完全にゼロではないですからね
持っているだけで就職が決まる、
というレベルの資格ではないですが、
就職活動に少しでも役立つという点では、簿記3級は意味のある資格といえるでしょう。
理由⑤:副業や確定申告の役に立つ
最近は副業が解禁されている会社も増えていますが、副業をする場合、一定の収入を超えるとサラリーマンでも自分で確定申告をする必要があります。
また最近は会社に勤めずフリーランスとして働く人も増えてきていますが、
そんな時でも簿記3級の知識があれば自分で確定申告をすることができます。
税理士に頼むと高いですからね
【体験談】筆者にとって簿記3級取得は人生を変えた分岐点でした
私が簿記3級の取得をすすめる理由の一つは、
簿記3級取得が人生を変えた分岐点だったからです。
私が簿記3級を取得したのは大学一年生の頃でしたが、簿記3級の勉強を通じて会計という学問に出会い、
これ楽しい!!
となったから、簿記2級、1級の勉強に進み、最終的には公認会計士に合格することができました。
長くなるので省略しますが、公認会計士になったことで私の人生は劇的に好転しました。
それもこれも、全ては簿記3級の取得が第一歩でした。
私だけじゃなく、
簿記からスタートして
人生が激変している人は多いです
上で紹介した取得する意味があることはもちろん、人によっては人生を変える可能性のある資格だということです。
合わせて読みたい
>>公認会計士とったら自由な人生を手にできた話【体験談】
簿記3級の勉強を始める前の準備
ここまでの内容を読んで
意味ありそうだし、
簿記3級興味あるな
という方は勉強を始める前に以下の3つの準備から始めましょう。
- スケジュールを立てる
- テキストを選ぶ
- 専門学校の授業を無料で受講(裏技)
難しい資格ではないですが、
準備を怠ると落ちる可能性が
グッと上がります
詳しくはこちらの記事で紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
合わせて読みたい
>>簿記3級の独学を始める前にすべき3つの準備【コレだけでOK】
結論、「簿記3級は意味ない」は完全にウソです
簿記3級を取得しても何も使ってない人からすると
簿記3級は意味ないよ
という風に言いたくなる気持ちは分かりますが、それは簿記3級に限った話ではありません。
免許取得後に一度も車に乗っていないペーパードライバーの人からすると「免許は意味ない」と思うかもしれないですが、
ドライバーとして生活をしている人にとって免許は必要不可欠なものですよね。
結局は人によるんですよね
しかしお金の知識といった誰にでも強く関係する力を得られる点から考えると、簿記3級は役に立つ人は多いはずです。
簿記3級に興味のある方は、ぜひ前向きな気持ちで勉強を始めてみてください!
それでは。